セミリタイアに必要なものとは。

セミリタイヤに必要なものは莫大な資産?それとも目を引くキャリア?それとも貴重なコネ?ずば抜けたスキル?

 

セミリタイアへの近道は資格です。

 

優秀な人は、バリバリ働こうがフリーランスになろうが、何なら、芸術でやっていこうが十分に食っていけます。しかしながら、我々大半の人間は凡人であります。そんな凡人が周りよりも恵まれた環境に置かせてもらうにはどうするべきでしょうか。

 

それはズバリ参入障壁の高い分野に行くこと(資格がなければ出来ないことを仕事にする)なのです。

 

結局どこかで努力して積み上げても環境が変わっただけで全てリセットされてしまいます。

 

どんなに法律に詳しい素人がいたとしても、弁護士資格がなければ逮捕拘留された被疑者に接触する事は一切できません。たとえどんなに美容コスメに詳しい女性がいたとしても、医療脱毛の指示を出すことができません。髭ボーボーで眉毛も整えないような野暮ったいおじさんでも医師、免許さえ持っていれば医療脱毛ができるんです。どんなに薄毛のおじさんであっても、発毛の効果のある医薬品を処方できるのは医師だけです。

 

キャリアやコネは時に不公平なものとなります。キャリアといっても上司の価値観や評価基準によって大きく人生が左右されます。コネに至っては生まれた時から、大企業の社長の御曹司に生まれれば、次期社長の器となるわけです。地主の子息に生まれれば土地を転がしているだけで、莫大な配当が生まれます。

 

資格に関しては、筆記テストや面接など、体系化されたシステムの中で評価されるのであって、自らの努力、実力がフェアに反映されるといえます。また、資格を保有していることにより、スキルやキャリアをある程度担保してくれると言うメリットもあります。これらが資格を推している大きな理由です。

 

スキルはどうでしょうか?キャリアやコネに比べて自らの実力主義と言う観点からは、説得力のある武器といえます。しかしながら、スキルとは特定の業務に一定期間、従事することによる慣れによって身に付くものとも捉えることができます。それは他者との差別化につながっているのでしょうか。例えば動画編集ではどうでしょうか。最近切り抜きが流行っていますが、動画編集に資格は入りません。勉強材料も山ほどあります。参入障壁が高いとは言えず、秀でた動画編集能力を身に付けたとしても、あくまでそれは競合との比較にしか過ぎないのです。競合が多ければ、せっかくの努力が結果に結びつかないと言う可能性もあります。


長々と語りましたが、セミリタイヤに必要なものは何か考えたときに、やはり必要なのは高い労働単価です。

他人よりも10倍の労働単価であれば10分の1の労働で食っていけます。

 

じゃー今時給1000円の俺だけど、コンビニの夜間バイトにして時給1500円以上にして単価労働1.5倍にすれば労働を3分の2に減らせるんだよね。と言うわけではありません。あくまであなたの実力で労働単価を上げて欲しいのです。

東日本大震災直後の福島原発でのアルバイトでは、その高い労働単価がニュースにもなりました。夜間バイトの時給が高いのも、福島原発での時給が高いのも参入障壁が高いからと言うことには変わりは無いのですが、根本的な参入障壁が高い原因はみんながやりたがらないからです

 

医師や弁護士、一級建築士、税理士や会計士、看護師や薬剤師など資格業は時給千円で雇われることはありません。3倍から5倍、下手したら10倍の単価で雇われるのです。しかも日本国内ならどこでも通用します。いつでもどこでも通用する資格を持っているということはアルバイトの仕事がたくさんある、ということ。セミリタイアとベストマッチなのです。

 

若者は資格を取れ!!

そして、社会不適合な永遠反抗期の同志たちよ!!